2001年1月
●●● 上手に管理すれば3月まで咲き続けるシクラメン ●●●
 年末から年始にかけて人気のある鉢植えの花といえばシクラメン。「ブルーメッセあきた」のある昭和町は、シクラメンの県内で一番の産地でもある。
 「最近ではすっかり冬に咲く花として定着していますが、本来は春に咲く花なんです」。こう説明してくれたのはブルーメッセあきたの中にある「秋田県花き種苗センター」生産技術班の高橋洋さん。今の時期に花を咲かせるには「夏は涼しく、冬は暖かい環境」が必要なのだという。
 高橋さんの専門は、花きの苗づくり。キク、トルコギキョウ、パンジー、シクラメンなどの苗を年間約350万本も育てるという。「特に、これから花の栽培を始めようとする農家が使う苗ですから責任は重大。苗の良し悪しが花の品質を決める重要な要素ですから」と高橋さんは語る。
 シクラメンをできるだけ長く咲かせるコツを聞いてみた。
「ストーブの温風が直接当たるような場所はダメ。日光がよく当たり、できるだけ温度差の少ない所に置いて下さい。夜は段ボール箱ですっぽり覆うなどして寒さから守ること。水は花や葉、球根に直接かけないで下さい。水のやり過ぎも禁物です。上手に管理すれば3月頃まで花を咲かせることができます」
 お宅のシクラメンを、お大事に!
シクラメン1 シクラメン2



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